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Ⅰ期 天皇の食膳

全国からの様々な食材が天皇の食膳をにぎわした。「贄(にえ)」や「中男作物(ちゅうなんさくもつ)」とよばれる品々がそれだと考えられる。
輸送時に付けられた荷札(にふだ)が、あるいは宮中での保管や加工の際の付札(つけふだ)が、豪華な食膳の様相を、鮮やかによみがえらせる。

a 古代の乳製品 
b 山海の珍味
c 宮内の蓄えられた品々
d 産地指定の新物ワカメ
e 三河湾に浮かぶ天皇専用の島 
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三河(みかわ)湾に浮かぶ天皇専用の島三河湾の湾口付近に浮かぶ島は、月ごとに交替して海産物を貢進していた。奇数月が篠島(しのじま)、偶数月が析島(さきしま)(佐久島(さくしま))である。「海部(あま)」=海民集団が「供奉(ぐぶ)」=供え奉る(そなえたてまつる)という表現は、古くからの伝統を伝える。                              (写真提供:読売新聞社)
現在の鳴門海峡の様子。古来、この渦潮にあらわれた海産物は、美味とされている。
(写真提供:読売新聞社)